2014年6月16日月曜日

R. Fuessの偏光顕微鏡 (科博の「石の世界と宮沢賢治展」にて)

 科博でやっていた宮沢賢治の展示で、偏光顕微鏡があった。岩手大学農学部の前身、盛岡高等農林学校で宮沢賢治が使ったんじゃないか?、というものらしい。当然古いので、ニコルプリズム使用。

人間の足が一緒に写ってしまった・・・・・。 よく見ると、顕微鏡のミラーが欠品している。

ネットで検索すると、このサイト(http://www.musoptin.com/fuess_545.html)の顕微鏡と形がほぼ同じようだ。 ドイツ語はさっぱりなので、Googleほんやくこんにゃくで読んでみたが、よくわから無い個所が多い。科博の展示物の顕微鏡は、ステージやコンデンサー(ポラライザーの調整?)など、細部の機能が省かれているので、やや廉価版という感じだろうか。とりあえずR. Fuessというメーカーの偏光顕微鏡らしい。

 

2013年5月3日金曜日

国立極地研究所 南極・北極科学館 

 寒くて山に行く気にならないので、所用をすますついでに寄ってきた。ここには偏光観察ができる顕微鏡がいっぱいあるので、何度も足を運んでいる。


オリンパスCX31の簡易偏光顕微鏡がずらり。微動と回転ステージとアナライザーを操作できる。


コンデジのコメリートで撮影してみた。
サフィリンと石英の超高温グラニュライト。オープンニコルで無色なのは石英、淡青色はサフィリン、オレンジ色はなんだろう、解説には無かった。スピネルだろうか。


他はコメリート撮影が上手くいかなかった。隕石の薄片もある。

ちょっと前に読んだ 「青いガーネットの秘密」にでてきたゴールドマナイトがあった!(以前にも見てると思うが記憶に残っていなかった。)

全体的に展示はこじんまりしているが、でかいのもある。


2013年3月20日水曜日

根室の石

昔、薄片にした根室のドレライト中の方解石部分。リレーレンズ無しで撮影してみた。意外と良く写る。



2012年5月2日水曜日

都留市の宝鉱山

 前から行こうと思っていた宝鉱山に行ってきた。富士急の都留市駅よりバスが出ているが、バスはあまり好きではないので初狩駅から歩いた。鉱山跡まで約8キロ、一時間四十分くらいだった。



途中、リニアの実験線をくぐり、中央線からもよく目立つ露頭の前を通る。



 デイサイトかな・・・・・




意外と車通りの多い峠道を越えて、 大幡川沿いの道を上流へ向かう。



宝鉱山のバス停をすぎて橋を渡り右折。すぐにネイチャーセンターがあり、鉱山の資料を見せていただいた。資料は2階に展示してあるのだが、階段には碁石!が置いてあったり、ビニールを貼り付けてあったりで、登りにくくて不可思議・・・・・・若い人たちがいろいろ頑張っているようだ。



展示は鉱山で使用した道具、鉱石、写真、手記など。働いていた人達の回顧録が面白かった。三ッ峠の湯の沢に金鉱を目的とした試作坑があるとか、笹子周辺にも鉱山跡があるような記述あり。


黄銅鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、米水晶(石英の塊)、だと思う。




ネイチャーセンターを後にし、沢沿いの林道を登っていく。道の脇にはカラミの残骸や、微小な黄鉄鉱を含む石が落ちている。



抗口に到着。ここから上にはいくつも穴があいている。web上にすごい記録あり。




崩落地の裏の焼けてる露頭。ちょっとたたくと小さい黄鉄鉱がザクザクでるが、採集する気にはならない。



沢伝いに沿って登ったら、石を採集しようと思っていた崩落地の裏に出てしまった。表に回って観察しようか迷ったが、下って回り込むのが面倒なので、そのまま適当に尾根に取り付き、笹子に抜けた。